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奈良恒則           皆さんの生活の不安を、法律の面から少しでも解消するため、日々奮闘している弁護士のブログです。
by kailawboss
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歳を重ねる楽しみ
最近書店で、「もう一度読む 山川倫理」という本を見つけました。

高校の倫理の教科書を社会人向けに出版したものです。

ページをめくると古今東西の思想が歴史的な流れに沿って

コンパクトに本質を押さえて書かれています。

たとえば、日本人の大切にする和の精神について、

聖徳太子の17条憲法にある「和らぎを以て貴しと為し」を持ち出して

次のように解説しています。

「和の精神というのは、ただ周囲に同調せよという意味ではない。

和音という言葉が、さまざまな音が調和して生まれる豊かな響きをさすように、

みんなが集まってさまざまな意見を述べあう中から、

物事の正しい道理を見出そうとすることである。」

私は、驚き感動しました。

聖徳太子がこのような民主的な考えをもっていたのかと。

和の精神とはこのような意味だったのかと。

しかし、私は、高校時代にもこの本を読んだはずなのですが、

このような驚きや感動をした記憶が全くないのです。

当時は、倫理社会をよくわからない難しいことが書かれていて

興味のわかない科目と思っていました。

同じ人間が、同じものを見ても年齢によって

感じ方がかなり違うということを実感しました。

歳を重ねることが楽しみになりました。

ちなみに、倫理とは、私たちが他者とともに、

人間らしく生きるための道筋を示すものだそうです。

http://ricon.jp/

# by kailawboss | 2012-01-26 13:54
年末年始休暇のお知らせ
誠に勝手ながら当事務所は平成23年12/29(木)~平成24年1/4(水)の間、

年末年始休暇をいただきます。

なお、平成24年1/5(木)午前9:30より通常通り業務を開始致します。

所員一同、休業期間中にリフレッシュし、

新たな気持ちで新年より業務を開始致しますので、

何卒よろしくお願い申し上げます。

http://www.ricon.jp/

# by kailawboss | 2011-12-20 16:47
【内容証明郵便の副作用】
皆さんは配達記録付き内容証明郵便、

(以下内容証明郵便とします)をご存知でしょうか。

日本郵便が、○年○月○日に誰から誰あてに、

どのような内容の文書が差し出され、

いつ配達されたかを証明するサービスです。

たしかに、一定の期間に通知をしておかないと権利を失う場合、

通知の前後で権利の優劣が決まる場合、

受取人に差出人の意向を確実に伝える必要性がある場合は、

内容証明郵便を出す必要性があります。

この場合、内容証明郵便は効果を発揮します。

私は仕事柄、依頼者の代理人として内容証明郵便を出すこともありますが、

受けるときもあります。

最近は慣れてきましたが、正直なところ、

内容証明郵便を受け取るのは、あまり気分の良いものではありません。

まして、内容証明郵便など受け取ったこともないと考えられる人が

これを受け取ると、かなりびっくりするのではないでしょうか。

特に、相手方とまず話し合いをしたい場合に、

いきなり内容証明郵便を送ると、相手がこわがって、

かえって話し合いに応じてこない可能性もあります。

これは内容証明郵便の副作用です。

そこでこの場合、文面を工夫するとともに、

普通郵便で出すようにしています。

この手紙を出すことで、相手と不必要な摩擦を起こさずに

話し合いに入れる場合もありました。

内容証明郵便は、良い効果を発揮する場合もありますが、

使い方を誤ると、重い副作用を生じさせます。

ある意味で劇薬です。

http://ricon.jp/

# by kailawboss | 2011-12-13 14:18
自由が丘女神まつりに参加
10月8日から10日まで、自由が丘女神まつりが開催されました。

最終日の10日に今年もお手伝いに参加し、当事務所はフランクフルトと焼きそば、

玉こんにゃくの売場テントを担当しました。

この日も気持ちの良い秋晴れで、出店は大繁盛、

焼きそば、フランクフルトともに、長蛇の列ができる売れ行きでした。

年々賑わいが増している女神まつり。

地域の皆様とふれあうことができ、貴重な時間を過ごすことができました。






# by kailawboss | 2011-10-11 11:03
和解と熱意
ご依頼者からお受けしている事件の中で、

裁判所で和解手続きに入る事案が多くあります。

和解が当方のご依頼者に有利に展開しているときはよいのですが、

そもそも当方に証拠上有利ではないが、

相手が申立(訴え提起など)をしてきたので

やむなく応訴(被告として受けたつこと)したという事案では、

和解でも苦しい立場に置かれることがあります。

特に、相手が判決の方が有利なので

当方の和解案を拒絶し強く判決を望むような場合です。

和解期日(裁判所での和解手続きを行う日)が近づくにつれ、

その席でどのような資料を持って

どのように発言すればよいのかいろいろ考えます。

たとえば、Aと発言すれば相手方代理人はBというかもしれない、

そのときはCと言おう。

Bと発言すればどうなるだろう・・・といろいろ考えます。

人間は追いつめられるといろいろアイデアが浮かぶもので、

苦しい和解のために裁判所に向かう途中が一番冴えます。

和解手続きのための部屋に入ると、主導権をまず握るために口火を切ります。

しかし、シミュレーションとおりに展開するとは限りません。

このような場合も、頭がフル回転しているせいか不思議と対応できます。

最後は「なんとか和解をまとめたい」という熱意が重要です。

それが裁判官や相手方代理人に伝わると、裁判官から新たなアイデアが出て、

相手方代理人もさほど抵抗せず(むしろ当方に協力的になる場合があります)

和解続行となる場合があります。

熱意の有無強弱が、事件の解決に影響を及ぼすことは間違いないと思います。

http://ricon.jp/

# by kailawboss | 2011-09-12 11:45
弁護士は料理人より幸せ
以前,料理人は先輩の料理人からレシピを教えてもらえず,

料理の残りものを味見してレシピを自分で工夫して作っていたという話を

聴いたことがあります。

技術は教えてもらうものではなく,必死に盗み学ぶものだということなのでしょう。

私も,弁護士はそれに近い徒弟制度だと思っていました。

ところが・・・ここ何年か司法修習生の採用面接において,何人かの修習生から

「貴事務所の弁護士の研修教育の制度はどのようになっていますか」と聞かれました。

私が弁護士になった頃は,大手の事務所は別として,

中小の事務所で弁護士の研修教育などを特に制度化していませんでした。

私は,丸ビルの中にある弁護士10人程度の事務所に

勤務弁護士として採用されましたが,

ボス弁(事務所の経営者の弁護士)や兄弁(先輩弁護士)に一緒について廻り,

交渉の仕方を隣に座って学んだり,せいぜい,書面をたまに添削してもらうぐらいでした。

弁護士は,徒弟制度であり,事件を処理しながら経験的に学ぶものでした。

こんな原始的なやり方でと思われる方がいるかもしれません。

しかし,ある本の中で,他人の行っている行動を観察すると,

自分も同じ体験を頭の中で行うことになり,

他人の行っていることができるようになると書かれていました。

私は,勤務弁護士当時,積極的にボス弁について廻り交渉を横で見ていました。

また,事務所でもボス弁の前の席に座り,

ボス弁が電話でどのような話し方をしているのかを聞いていました。

知らず知らずのうちに短期間で非常に多くのことを身につけました。

例えば,交渉では,相手方の仕草,息づかいなどから

相手方が何を考えているかを読み取って,

相手と呼吸を合わせてまとめ上げていくという方法もあるということを学びました。

これは本には書いていないことです。

おそらく,現場で経験した人間にしか伝承できない技術だと思います。

でも弁護士は料理人より幸せです。

横で交渉(料理)の仕方を見せてもらえるのですから。

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# by kailawboss | 2011-08-15 15:06
夏季休暇のご案内
誠に勝手ながら当事務所は8/8(月)~8/12(金)の間、

夏季休暇をいただきます。

なお、8/15(月)午前9:30より通常通り業務を開始致します。

所員一同、休業期間中にリフレッシュし、

新たな気持ちで業務を開始致しますので、

何卒よろしくお願い申し上げます。

http://www.ricon.jp/


# by kailawboss | 2011-07-27 11:15
【ある司法修習生の事務所訪問】
先日,司法修習生(司法試験に合格した後,司法研修所で修習中のもの)のAさんが

私の事務所を訪問しました。

Aさんは,人としての品の良さを感じさせる人でした。

話を聴いてみると,両親は,Aさんに,まず人間性が大事であり,

そこがしっかりしていればどの職業についても良いという教育をしていたようでした。

Aさんは,司法試験に合格していますが,

その年の夏に,法律事務所でサマークラーク(研修)をしていました。

その事務所の中でも有名なB先生の下で

研修をしていたとのことでした。

私が,Aさんに「なぜB先生の事務所に就職しないのか」と尋ねると,

AさんはB先生から「この事務所も以前は人柄を重視していたが,

今はビジネスの即戦力になるか否かかという点を重視して人を採用するようになった。

おそらく君が望むような事務所ではない。

君のような人は就職先に苦労するだろう。

人柄を重視して採用する事務所はおそらく少ないから。」と言われたと話してくれました。

AさんはB先生の予言通り就職で苦労していました。

多少勉強ができて即戦力となっても,人間的な部分ができていなければ

弁護士として限界が来るのではないかと思うのですが・・・。

私のような弁護士は少数派なのかもしれません。

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# by kailawboss | 2011-07-12 13:52
弁護士は冷たいのか?
以前、日本法令の主催で社会保険労務士の先生向けに,

「個別労使トラブル解決の実践テクニック」というセミナーを行いました。

会場が80名定員のところ満席になり盛況でした。

休憩を除き正味5時間のセミナーでした。

日曜日であり,しかも社会保険労務士の先生は

7月が忙しい時期といわれているのに,

熱心に聴講いただく姿に、私の方が感動しました。


私も弁護士として,人対人の交渉を生業としていますが,

労使関係は人対人のぶつかりあいであり,

団体交渉などまさにその中心にあるものです。

団体交渉は,相手の心をどこまで読むことができるのかが勝負です。

相手の話の内容,話し方,表情,仕草などから相手の心を読みます。

相手の心を読むには,まず相手の話を傾聴する必要があります。

相手の話を聴かずに相手の心は読めません。

相手の心が読めなければ解決点もわかりません。


セミナーの後,受講者から「なかなか熱のこもったセミナーでした。

弁護士特有の冷たさも感じませんでした」という感想が寄せられました。

私はこの弁護士特有の冷たさという言葉が非常に気になりました。

弁護士としての冷静さは極めて大事です。

弁護士は,相手が感情的になっても

冷静に対応し相手の感情を鎮める能力も求められます。

また弁護士は代理人である以上相手にはっきりものをいう能力も求められます。

しかし,先ほどの感想の冷たさが,人間としての冷たさを意味するならば,

弁護士にとってそのような冷たさは不要であるし有害だと思います。

冷たい心の人に相手は胸襟を開きませんから。

http://ricon.jp/

# by kailawboss | 2011-06-07 14:48
人が心をうごかすとき
弁護士は,対立した相手と交渉をして

話をまとめ上げることを,一つの生業としています。

そのために,傾聴が大事だと言うことをいろいろな場面でお話ししています。

傾聴することにより,相手がこちらの意見を聞く下地ができます。

傾聴というのは相手の心を開かせます。

問題は次に何を話すかです。

開いた心を閉ざすようになっては困ります。

私は,傾聴後に話す内容は大きく二つに分けられるような気がします。

一つは,お互いにメリットがある(お互いが幸せになる)内容を見つけて話すことです。

もう一つは,相手にとっては耳の痛いことかもしれませんが,

自分の信じていることをしっかり話すということだと思います。

皆さんは耳の痛いことを話すと,

相手は心を閉ざすのではないかと危惧するかもしれません。

私は,相手が心を閉ざすのを防ぐために

まず相手に,「あなたにとって耳の痛いことを話しますが・・・」

「弁護士だからまず堅い話をさせてください・・・」などといって,

これから相手があまり聴きたくない話をするための,心の準備をしてもらいます。

それから,自分の信じていること,納得していることを話します。

自分の信じていること納得していることは,

いわば心で理解していることなので,相手の心に響きます。

人の心を動かすには,心で話すことがまず大事なのではないでしょうか。


http://www.ricon.jp/

# by kailawboss | 2011-05-18 16:53
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